先日お話しした通り、今後の楽習堂は指導者1人当たり生徒3~4人を教える個別指導を目指していきます。
ただ、この担当人数は、通常の個別指導塾より若干多めです。個別指導塾は、指導者1人当たりの生徒数が2人か3人のところが多いです。大手個別指導塾の場合だと、明光義塾が3人、スクールIEは2人です。個別指導のトライは1人、つまりマンツーマン指導ですが、この形態はトライが元々家庭教師センターとして出発したことに由来していると思われ、個別指導塾としてはむしろ稀な部類です。
こうした例に比べると、当塾の生徒数は若干多いことになります。生徒数が少ない程人件費がかさむので、その数が多いことは授業料の抑制につながるのですが、反面で生徒数が多くなると指導が十分にできるのかという不安も出てくるかと思います。
楽習堂では、そうした不安を払拭するために、指導を効率化する以下のような工夫を行っています。
①復習型指導の実施
当塾では、学校の授業を予習する形で指導するのではなく、学校の授業を復習する形での指導を基本にしています。予習型だと一から教える必要があるため、復習型より指導は大変です。逆に言うと、復習型では一から教える必要がなく指導側の負担が軽減されることから、より多くの生徒を教えることも可能になるということです。当塾が復習型を採用している理由の一つが、指導者1人当たりの生徒数を多くしながら、十分な指導を行うためなのです。
②保護者宛て報告書の不作成
多くの個別指導塾では、保護者に宛てた報告書を作成しているようです。こうした報告書は僕も以前に作成した経験があるのですが、実はかなり時間がかかります。保護者に見せる以上、いい加減な文体や内容では書けません。字もきれいに書く必要があります。個別指導塾の講師は、こうした作業を授業中に行うのが普通です。
しかし、授業中にそうした作業を行うということは、その分指導時間を削っているということです。保護者への報告のために生徒の指導時間を削るというのは本末転倒です。言い換えれば、保護者への報告をなくせば、生徒をもっと教えることが可能なのです。
楽習堂では、授業時間を最大限学習指導に当てるために、保護者宛て報告書を作成していません。報告書作成の時間を削減することは、多くの生徒数を指導することを可能にします。
保護者の方のご理解を願います。
③学習管理表の作成
保護者宛ての報告書は作成していませんが、指導側が生徒の状況を把握する学習管理表の作成は行っています。保護者に見せるためのものではないので、丁寧に書く必要がなく、記入にそれほどの時間がかかりません。これによって、いつどのような内容を学習したか、苦手な部分はどこだったかなどを記録して、効果的な学習指導に役立てています。
以上のような工夫によって、指導者当たりの生徒数が若干多くとも、他の個別指導塾と遜色のない指導が可能になると考えています。
楽習堂を、今後もよろしくお願いします。