前回に続き、中学生の二種類の授業の、それぞれの利点と欠点について解説します。
【指導の効率性】
指定ありの授業の場合、複数いる生徒は同じテキストを用いてほぼ同じ単元の問題を解いています。これは、指導する側からすると教えやすいのです。同じ時間帯に生徒たちが同じ問題を解いてくれた場合、別の生徒に教える際に、さっき教えた問題だと講師もすぐに答えられます。講師の予習も容易です。
しかし、生徒たちが学年や科目の違う問題を解いている場合、別の生徒に教える際に、講師は一から考え直さないといけないため、答えることに多少なりとも時間がかかります。講師の予習も困難になります。
結局、指定ありの授業の方が効率的な指導ができるので、生徒もその恩恵が受けられます。(但し、以上の話はあくまでも生徒の数がそれぞれの授業で同じであるという前提でないと成り立ちませんが)
【英語のリスニング】
数学の授業は、指定ありの授業でもなしの授業でも、授業の進行の仕方に大きな差は生じません。しかし、英語は大きな差が生じます。それは、指定ありの授業ではリスニング対策を行うことです。指定なしの授業で英語を取って頂いても、色々な学年・科目の生徒が混在する中でラジカセを響かせるわけにはいかないので、リスニング対策ができません。
英語のリスニング対策を希望される方は、指定ありの英語の授業を取ってください。
続きは次回に。
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