これまで、楽習堂ホームページの
保護者対応のページにおいて「初等英語・中等英語の生徒を除いて、年3回の定期面談を行う」と伝えてきました。しかし「全ての保護者に年1回、1月から2月の間に定期面談を行う」という方針を変更します。この変更理由について、ご説明したいと思います。
僕は楽習堂を立ち上げる前にある塾経営者の方に助言を頂いた際、その人は「年に6回の面談を行う」と言っており、保護者面談の重要性を強調されました。僕は面談回数の多さに驚きました。その方の塾は映像授業で、自身が教務についておられないが故に可能な回数だと思います。しかし、僕は直接教務を行う立場であるため、さすがにこの回数は無理だと思いました。ただ、年に3回程度の定期面談を行うことは学習塾の慣習になっており、重要性を強調する意見も聞いてきたので、やらざるを得ないと考えていました。
しかし、定期面談についてネット検索で調べたところ、必要性を疑問視する意見が少なくないことがわかりました。
学習塾の立場に立ってみると、定期面談というのは一種のノルマです。ウチのような新しくできた塾は別として、長期に渡って存続している塾であれば、一教室当たり少なくとも40~50人、多ければ100人あるいは200人の生徒を抱えていると思います。それだけの人数の面談を1か月程度の間にこなさなければならないわけですから、塾の側にはかなりの負担です。ともかくノルマをこなさなければならないという感覚で行う面談ですから、余り中身のあるものにはならなくなってしまいます。そんな面談なので、「わざわざ時間を割いて行く意味がなかった」とおっしゃっている保護者の方もおられるようです。
こうした意見を読んで、面談は必要性があるからこそ行うのでないと、双方が時間を割いて、中身のない面談をダラダラと行うことになりかねないと考えるようになりました。しかも、僕は教務を行いながら面談も行わなければならないという立場にあるため、平日の夜間に面談を実施することは困難です。共働きされているご家庭では、この時間に面談できないことは不都合が多いと思います。そういう点から考えても、頻繁な面談を行わない方が望ましいと思うようになりました。
もっとも、相談事や苦情があるという保護者の方もおられると思います。任意で面談を申し出られる限りにおいては、こちらも積極的に対応してまいります。また、こちらから面談の必要性を感じることもあると思います。僕は塾講師として働いている間に、学習意欲の著しく欠けた生徒、他の生徒と揉め事を起こした生徒、真面目なのに理解度がなかなか上がらない生徒など、様々な難しい生徒とも出会ってきました。そうした問題に直面した場合、保護者の方と密接なコミュニケーションを取らなければ、問題の改善にはつながらないと思います。なので、こうした場合には、こちらから面談を申し入れさせて頂くことをご了解下さい。
また、全ての保護者の方を対象に、1月~2月の頃の年1回の定期面談は開催したいと思います。この時期は新年度が迫っています。新年度にはカリキュラム・時間割・そして料金などの改訂を行う可能性があるため、それを踏まえて新年度用の契約書をお渡しする必要があるからです。また、卒業を控えた学年では、進路確認という目的もあります。ご多忙のところを申し訳ありませんが、年に1回のことですので、少しの間だけお時間を頂きたく存じます。
よろしくお願いします。
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